他分野を体験して見えてくること(1)

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スポーツジムに通うメリットの一つに、追加料金ナシで参加できる「スタジオプログラム」があります。

古武道で行き詰まりを感じていた私は、プラトー脱出を試みるため、いくつかのスタジオプログラムに参加してみました。そこで他分野のプロから直接教わるという貴重な体験を通じて見えてきたことについて、書いてみたいと思います。

まずは「カポエイラ」。体験させていただく機会が3回だけありました。(残念ながらカポエイラ クラスはなくなってしまいました…)

先生は驚異の柔軟性と身体能力、そして筋肉の持ち主。私はといえば、びっくりするくらい硬い身体の持ち主。

そんな私が3回のレッスンを通じて学んだのは…

  • 軸を使う
  • 腹部は一つの塊として動かし、ひねらない
  • 重心移動
  • 股関節重要

古武道稽古では、常に軸を意識します。軸が崩れないよう、潰れないよう、気を付けていました。
さて。カポエイラで蹴りを繰り出す際、柔軟性が無さ過ぎて脚が全然上がらないわけですよ(汗)そんな時は「軸を使う」。身体の軸を保ったまま後傾させることで、キックに威力が出ます。ああ、軸を保つことばかり意識して、「使う」まで考えてなかった!そうか、軸を使えばより滑らかな動きができるようになるかも。

また、腹部にある身体の中心「丹田」も、古武道稽古では意識します。
カポエイラではくるくるとよく回転するので、つい腰からひねる感覚になっていたのですが、どうもバランスが崩れてよろけてしまう。

腹部(丹田)はひねってはいけない。

腹部は一つの塊として、そのまま動かす。ひねるのは胸部!そうすることで、よろよろせず、しっかり軸を保ったまま回転できます。古武道でも、腰が回ってしまうと無駄な動きになり、軸も崩れて技もかかりません。そして何より見た目がかっこよくない。「腰を回さない」という感覚がなかなかわかりづらいのですが、これを「腹部をひねらない」に置き換えてみたらどうだろう?今度試してみます。忘れなければ。

そして重心移動を意識することで、素早く次の動きにつながる。重心移動とは、つまり全身を同時に使うこと、と理解しました。重心が残ったまま上体だけ突っ込んでしまったり(古武道稽古でもよくやってしまう…)、脚だけ出てしまったりすると、攻撃も防御もパワー出ないし、次の動きにつながらない。

最後に。

「カポエイラはやめても股関節回しだけはやめないでください!」

そう、股関節の動き。日常生活ではあまり意識しませんが、古武道でもカポエイラでも、とても重要。股関節の動き次第で抜刀も斬りも大きく変わります。股関節回し、続けます。

たったの3回だけでしたが、とても貴重な学びがありました。この学びを古武道稽古に活かしていきたいと思います。腹筋王子カツオ先生、ありがとうございました!

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